ママの叱り方で子どもの性格は決まる!?間違った怒り方と正しい叱り方

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自分の子どもは「パパに似て几帳面だわ」「ママに似てよく喋るな」など親に似てるな~遺伝かな?と思った事はありませんか?

また、「優しい子に育って欲しい」「自分の意見をしっかり伝えられる子になってほしい」と願った事があると思います。それらは親の叱り方で変わります。

そんな、子どもの性格は遺伝なのか?叱り方と怒り方に違いがあるのか?を記事にしました。参考までにご覧ください。

「性格」の遺伝はある?

結論から言うと性格の遺伝子は50%です。
「遺伝」というのは両親それぞれが半分ずつランダムに伝わるのでどちらかの親と同じ素質になるという事はなく、人の顔立ちが遺伝的に似ている事はあっても全て同じではないように、全ての人間が違うと考えます。

では残りの50%は何か?それは親や家庭環境によります。
実際双子の兄弟が同じ環境下で育った場合でも性格の違いは大きく出ます。

それは要するに元々の性格の気質の上に環境の影響が加わって時間と共にできあがってきた物と考えられるからです。

性格が左右される要因

親からの遺伝が半分と言うことはわかりましたが、他の「環境」の部分についてとはどのような事なのか、子どもが受ける影響とは?私達大人も幼少期に経験してきたのではないでしょうか。

主な生活環境

親や住む場所、親戚・近所のおばさんおじさん、生活する上で色々な人間と出会い・親しみ・時にお別れをします。

出会う人みんなそれぞれの個性があり、人格があります。いくら自分と子どもが一緒にいても、挨拶の声のトーンや話す内容、人によって態度や言動は違ってくる物です。

それらを踏まえて「環境」というものを考えてみましょう

親と子どもの関係

子どもの多くの影響は親にあります。

例えば簡単に例をあげるなら
・子どもに優しく接すれば、優しい子どもに育つ
・子どもに暴言ばかり吐けば、暴言を吐く子どもに育つ
などです。親と子どもは切っても切り離せない関係で、親の言動で子どもも影響されるのは間違いありません。

親が与える影響①

親の遺伝ではないか?というよりは親の言動・性格を真似たに近いといえるでしょう。または親からの圧やプレッシャーなどもあります。

もちろんそれだけではありません。中には「暴言なんて吐いてないのに性格がひん曲がってる」なんて子もいます。

それはどういう事なのでしょうか?

【例1】知り合いの話を例に出します

むかしある女の子(Sちゃん)と仲の良い男の子がいました(M君)
そのM君のママは凄くきれい好きで食事をする時、手が少しでも汚れたら毎回手を拭かせるぐらいでした。その為M君が白い服を汚したら「何で汚すの?どうやって汚したの?汚さないように食べてって何回も言ってるでしょ」と怒る時も多々ありました。
ある日、M君と歩いているSちゃんが間違えてM君の靴を踏んでしまいました。するとM君は泣くぐらいSちゃんを怒りました。Sちゃんはたくさん謝り、Sちゃんのママも一緒に謝りました。その後泣き止んだM君は「汚したらママに怒られる」とだけ言いました。

決して大した話ではありません。子ども同士でよくあるけんかの一部です
私がここで思った違和感は
M君は自分が踏まれて痛かった事や、靴に痕が残るより、靴が汚れるとママに怒られるから嫌だった
という点です。
確かにママに怒られるのは嫌だし、自分が汚した訳じゃないのに靴が汚れたら嫌な気持ちにもなります。
でも自分の足の痛みや、靴痕よりも「ママに怒られるかもしれない」という恐怖心があることに私は驚きました。
これがどう言うことか?今の例で言うと
Sちゃん⇒自分の不注意で足を踏んでしまい、痛い思いをさせたから謝る
M君⇒足を踏まれたせいで靴が汚れた、怒られるのは自分だ。どうしよう
お互いに、謝る意味と謝られる意味が違います
もし私がM君の立場なら
⇒足を踏まれて痛くて泣く かもしれません。
⇒なんで踏むの?靴痕が残るでしょ って怒るかもしれません。
「普通」なんて言葉は使いたくはありませんが、普通は痛がるか怒るかだと思います。これは普段から洋服や何か物を汚すと怒られているから反射的に自分を守るための言葉だったのでしょう。
親が与える影響②
もう一つとても身近でよくある光景の例を挙げてみます。

【例2】3人家族(夫婦と子ども1人)のよくある場面です。

夕食ができたのでお母さんが娘に「おもちゃを片付けて」と言いました
娘は「は~い」と言ってまたおもちゃに目線を戻しました。するとお父さんが娘に「お母さんに怒られるから早く片付けなさい」と言いました。

この会話が毎日続けば子どもはどうなるでしょうか?
1.大人の顔色をうかがって行動するようになる⇒自分の意見が言えない
2.自分の都合が上手く進まない事があったら泣く・怒る⇒わがままになる
3.論理的に物事を考える事ができない⇒物事を上手く考えられない

普通の日常会話だけど、どうしてそうなるの?

 

影響が及ばすもの

お母さんが言った「おもちゃんを片付けて」この言葉には「いつ?なぜ?どうして片付けないといけないのか?」がわかりにくいですよね?

そしてさらにお父さんが「お母さんに怒られるから早く片付けなさい」と言いました。「お母さんに怒られるから」というのはある種の脅迫です。そして”だから片付けないといけない”という理由が間違いです。本来なら「ご飯食べるのが遅くなるから」や「ご飯が冷めるからお片付けしよう」など”なぜそうしないといけないのか?”を教える事が大事です。

それだけではありません、お父さんが言う「お母さんに怒られるから」のその一言は子どもにとっては大きな意味があります。(※お父さんに変換しても同じです)

1.何かする度に、「お母さんに怒られるのでは?」という心理が働き「怒られる前にお母さんに確認しなきゃ」という風に自分では判断ができにくく、親や大人の顔色を見て行動する子になりやすい。

2.”誰か”が怒ると言えば・そうすれば(怒れば)人は言うことを聞いてくれると勘違いする。

3.「お片付けをするメリットは何か」「どうしてお片付けをしないといけないのか」を考える事ができるか、できないかで「理解力」という能力が奪われる。

このように、例1と例2はイコールではないにしろ、気づかない内に子どもを洗脳させる又は自分の思い通りにさせる要因にはなります。
子どもは弱い生き物です、親や大人の言葉はその子の人生を左右するほど、強靱な武器になり得ます。

ですがそんな事を言っても感情的になるのはしょうが無い事です。感情的になるまで我慢している方や、感情が抑えられない方、色々な方がいます。ただ頭の片隅に「言葉使い」や「投げかける言葉選び」を少し考えてほしいと願う筆者です。

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人を育てるのは簡単ではないですよね。みんなそれぞれ、その人の大変さがあります。出来ることから始めましょう

周囲の環境

親の影響はほとんどですが、やはり保育園・小学校・メディアなど家族以外にも、子どもと接する時間が長い人や物ほど影響はあります。

お友達との関係

ご両親が共働きなどで0才から保育園・こども園に通う子どもは今の時代当たり前になっています。そうすると起きてる子どもと接する時間が長い人は、ご両親ではなくその保育園やこども園の先生或いは同じクラスの園児かもしれません。

確かにたくさんの子どもがいる中で、よく一緒に遊ぶ子や先生の言葉遣い・行動は影響があります。ですがそれと同時に協調性や社会性を獲得できる大きなメリットもあります。

教育の場所

子どもは勉強だけではなく様々な場面で人と関わる事が多くあります。

例えば学習塾やスイミング・スポーツクラブなど、幼少期から習い事をさせる親も多く、自我が芽生えた頃からたくさんの人と関わる事が多ければ多い程、性格の確立に影響はします。

だからこそ習い事をさせる場所選びは慎重にしたいですね。

メディア

メディアとはTVやゲーム・YouTubeなどのことです。

最近では「YouTubeを見せると大人しくなる」や「知育ゲームもあるから勉強代わりにゲームをさせてる」など、はたまた世界的にオリンピックeスポーツが開催される事でゲームがスポーツとして認められつつあるので昔に比べたらメディアに対して寛容になる親が増えているのも事実でしょう。

\オリンピックeスポーツの公式サイト

それでもやはり過激な動画やゲームがある事で言葉遣いや、きらびやかな表面しか見えてない事で多少の影響も懸念しないといけません。

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動画やゲームは無限にできるのでしっかりルールを決めるか声かけが大切ですね。

性格は変えられる?

結論、性格は変えることができるが気質(遺伝や生まれつきのもの)は変えられません。気質とは性格の中にある核のようなものです。ことわざに「三つ子の魂百まで」とあるように気質は幼少期の間、または生まれる前にほぼ確率してしまうものなので大人になってからはほとんど変わりません。

「三つ子の魂百まで」この言葉を聞いたことがありますか? これは3歳頃までに人格や性格は形成され、100歳までそれは変わらない。 という意味で使われることわざです

親ができること

上記のことから子どもの幼少期はとっても大事な時期です。
特に上のことわざは迷信と言われていますが、性格形成は幼少期でほぼ決まる事は科学的に証明されています。

要は3才頃までの子どもの性格や脳の発達はこの時期以外にはないということです。そのため感情のコントロールや言語など脳の発達のピークは胎動期から3才頃までと考えられます。

本の読み聞かせ

胎動期の頃から話しかける事や、本を読むなど一見大した事のないようですが、読み聞かせは言語の発達に寄与し、豊かな語彙を身につけるのに役立ちます。

定期的な読み聞かせは子どもの興味を喚起し、本を好きにさせる一助となります大きな意味をもたらします。

コミニュケーション

ご両親がたくさんお話をするのも、笑顔でいることもとても大事です。

子どもは自己表現とコミュニケーションのスキルを発展させる必要があります。

親や教育者は子どもの感情や考えを尊重し、対話を通じてコミュニケーションの基盤を築きましょう。

気質という根っこの部分は変わる事ができないかもしれません。
でも、子どもの気持ちを受け止め・理解する事で性格の変化や影響があることは確かです。

外部に任せる

3歳までに脳の発達がピークを迎える事は前述でも説明した通りなんですが、では一体どのように0歳児から始めれば良いのか?0歳に言葉が通じるのか?と思う方は多いのではないでしょうか。

でも実は、子どもは小さい頃の方が物事に対する吸収力がとても高いのです。言葉を教えても理解できているように見えないけど?と思いがちですが、本当は理解できている事もあるけど言葉や行動で表せられないだけなんです。

だから赤ちゃんでも「これは手だよ」や「これはボールだよ」などと赤ちゃんと一緒に家探検遊びをしても良いですね。

こういう風に普段から物事を教えたり、絵本を読んで国語を理解することも脳を刺激する事で考える力や記憶力にも効果的です。

ただ、毎日毎日忙しいお母さんにはアレもコレもとても大変だし、難しいですよね。だから、ここで言う外部とは0歳からできる高品質な幼児教室や教材などを指します。

日本ではスイミングや体操を習わせる他に、知育系の幼児教室を習わせるご家庭もあります、また幼児教室の利用率は約26%と意外と利用されています。

幼児教室

幼児教室は社交的なスキルの向上、協力力、創造力の発展に役立つ場所です。

ここで他の子供たちとの関わりを通じて学び、成長できます。

また、専門の指導者が教育的な活動を提供し、子どもの好奇心を刺激するなど、豊かな環境や多様な体験が脳の成長を促します

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間違えた怒り方でどんな性格になる?

子どもがどんな大人になるのか、優しい心を持ってほしい・人を傷つけない人になってほしい・芯の強い子になってほしい等々、親が子どもに抱く理想や希望は子どもの数だけそれぞれあります。

でも希望や理想を押しつけるのではなく、まずは見本になる「親」がそうなるべきだと思いませんか?子どもは親の背中を見て育ちます、子どもにとって親とは大人の見本であり、人間の見本です。

叱ると怒るの違い

私は「叱る」と「怒る」について子どもを産むまで考えた事なんてありませんでした。

なぜなら「叱る」も「怒る」も同じような意味だと思っていたからです。大した差なんてないと思っていました。

でも実際は大きな差があることを知ります。

この記事を読んでくれている方にもその差を感じて欲しいです。

↓下記記事にも記述しています↓

叱る怒る
相手の為自分の為
理性的に話す感情的に話す
相手に伝わるように自分の言いたいように
相手を認めながら相手を批判するように
良い所を伝えながら悪い所ばかり伝える
今後の為に過去を引きずる

以上のように、「叱る」と「怒る」は似ているようで全く違います。

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疲れている時は特に怒りっぽくなりますよね。感情のコントロールほど難しい物はありません。落ち着いて話しましょう。

怒られる子ども

上記の理不尽な「怒り方」をされた子どもはどのような性格になるのか?

1.言い訳をする・他人のせいにしたり平気で嘘をつく
⇒これは無意識に自己防衛が働いて、悪い事をした自覚はあるものの正直に話しても”どうせ”怒られる、だったら今逃げた方が楽と言う風に勝手に自己解決して誰にも怒られないように「自分的に平和な方向」を模索した結果といえるでしょう。
2.自分の思い通りにいかないと大声をだしたり暴力を振るう
⇒「大声で怒られる」「話を聞いてもらえず怒られる」などの経験をした子どもに多いのが”大声を出せば相手は怯む”という間違った認識です。また頭を叩かれる・ド突かれるなど身体的暴力を受けた場合など”暴力で相手を支配できる”と勘違いする子どもになります。
(※暴力を振るう人みんながそういう経験をした訳ではない)
3.嫌みを言う・人の気持ちを考えない・トゲのある言い方をする
⇒人を罵る事で自分の気持ちを落ち着かせる、あるいは自分よりも弱い者にはひどい言葉を投げかけてもいいと思っている。なぜなら、親や兄弟・自分に関係する人(自分より強い者)からそういう風に怒られているなど、そういう事でしか自身を確立できない子どもになる。
4.何をするにも自信がない・自分の意思を言葉にできない
⇒例えば「なんでそんな事もできないの」「本当にバカ」「○○ちゃん(君)の方が賢い」などのその子自身を否定する言葉を投げかけられると、その子の”自己肯定感”が下がります。自己肯定とは簡単に言うと「自信」の高低です。「自分はだめな子」なんだと感じる子どもは「私が喋ると迷惑をかける」「私の意見なんて誰も聞いてくれない」と「自信」が無い故に「自分なんて・・・」と自分を否定する子どもになります

1~4の例に共通するのは「自己防衛」が働いている事です。
「怒る」とは一方的な”攻撃”です、それを防御したい気持ちから身に付いた盾の役割から自分と関わる者に”盾突いている”のでしょう。

「性格が曲がった子ども」の原因は一体どこからの影響なんでしょうか?
一概に親や環境が原因だとは言えません、元々の気質の可能性もあります。でも、少なからず多少の原因は生活環境にあるのではないでしょうか。

叱られる子ども

次に「叱られる子ども」の特徴です。

1.前向きな発言・行動力
⇒失敗を恐れず、挑戦しようと前向きに物事を考えられます。また自分に自信があるので他人の目や評価に振り回されない。これは叱る時にその子自身を否定せず、何故失敗したか?どうしたら良かったか?など一緒に「分析」をすることで物事に対して理解力を高める事にも繋がります。
2.自分も他人も卑下しない
⇒簡単に言うと、すでに自分の長所と短所を受け止めているから前向きで主体性があります。だから他人に対して寛容で尊重することができ、自分とは違う価値観や意見も肯定できます。
他にも、自己肯定が高くなることで、相手を考えて発言ができるや自信に満ちあふれた生活を送るなど、良いイメージしかないです。
叱ると怒るではこんなにも性格の差が大きく出ます。自分の感情を押し殺して「叱る事」は「怒る事」よりもとても難しい事ですよね、仕事や家事に育児それら全てを一つずつ丁寧にしようと思うと、いつかは身体が壊れてしまいます。だから完璧を求めず、力を抜いて頑張らない事が大事です。
BARU
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自分を大事にする事で家族も大事にできると、私は日頃から思ってます。

まとめ

いかがだったでしょうか?叱ると怒るでは大きく違う所がたくさんあります。まずは意識をする事で変えられる事もたくさんあります、大事なお子さんを守る為にも意識の改革から始めましょう

私自身完璧な母親でもないし、妻でもありません。人間同士なのでイライラする事ももちろんあります。そんな時は自分なりの発散方法を模索してます。
そしてまだまだこれから大きくなる娘にどうしたら伝わるか、どうしたら幸せにさせてあげられるか、いつも考えます。「きっと○○したら良かったんだろうな・・・」なんて思う事も多々あります。

でも過去は変えられないので、良い未来の為に私がしてあげられる”今”を大事に、後悔をせず進められたらいいなと日々子育てしてます。

最後までご覧頂きありがとうございます。

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